宇都宮打ち合わせ⑤

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こんにちは歌声がビジュアル系のリーダーです。
宇都宮つづきですが、

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その茶室は、文章で表せないくらい最高だった。
叔父さんのアトリエから離れの別室になっていて、玄関脇の小道から入っていく。
茶室までの道のり、香り、雰囲気、なによりも茶室から見える風景が素晴らしい。
このままここで一泊したいと思った。
あれを発見するまでは。

茶室に案内され、テーブルを囲み正座する3人。奥で抹茶を入れてくれている叔父さん。
なんとも落ち着いた雰囲気だ。
ところが僕の向かいに座っているべっちの顔つきが突然変わった。

振り向いてみると、僕の背後の壁には、あの、地上で最も忌み嫌われている生物と思われる黒い物体が2匹張り付いていた。

僕はこれを強制的にコオロギの兄弟と判断し、元の体制に戻った。

おじさんがお茶を入れてくれたので、和やかな雰囲気で楽しい会話をする。
なにしろ、おばあちゃんの弟さんなわけで、まだ数回しか会ったことのない叔父さんだけど、
昔からおばあちゃんに故郷の宇都宮と、叔父さん、そのアトリエの話を聞いていて、
28歳になって、初めてその場所に来たので
涙が出そうなくらいこの場所にいることが感慨深く、この時間と空間に浸っていた。

そんな中、再びべっちの顔つきが変わった。
まさかと思って振り向くと、コオロギが1匹になっていた。。
弟と思われる方のやつがいない。
そんなまさか。。

それから何十回壁を振り返っただろうか。
終始キョロキョロし、なんて落ち着きのない子だと思われてしまった感がありながら、
「じゃあ、そろそろアトリエの方に行こうか」という叔父さんの台詞に、
3人ながら歓喜の輪ができた。

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つづく


そろそろ最終回へ導いてください。。